こんばんは、吉見です。
また雨がぶり返してきましたね。
晴れ間が続いた反動で湿度により敏感になった気がします。
今回も引き続き、
パティシエ考案のカクテルのご紹介をさせていただきます。
前回の記事はこちら↓
本日はチェリーのリキュール、
キルシュを使用していきます。
カクテルを楽しむ!! チェリーのリキュール~キルシュ~を紹介します!!
まずはリキュールのご紹介から。
キルシュは数多くありますが、
当店では BOLS をお取り扱いしております。
チェリーの濃厚な香りに、38%という高アルコール度数が特長です。また、BOLS 商品の中では砂糖の含有量が最も少なく、オー・ド・ヴォー(※)に近いものとなっております。
(※)フランスにおける、ブランデーをはじめとする蒸留酒を指す。
キルシュを造るに当たって、
過去様々な試行錯誤が繰り広げられていたようです。
そのうちのひとつとして、ドイツ産のドライチェリーをアルコールに漬けていた時期がありました。しかし、新鮮なチェリーを純粋なアルコールに漬けた方がリキュールの味が向上するようで、今はそのように造られています。
さて、ここで少し話をずらします。
キルシュについて調べていると、「キルシュ」と「キルシュヴァッサー」の検索が当たりました。
どのような違いがあるのか?
そもそも違いがあるものなのか?
気になったので、
そちらについても調べてみました。
キルシュとキルシュヴァッサーの違いは??
結論から申しますと、
キルシュは混成酒、キルシュヴァッサーは蒸留酒、との違いがあるようです。
混成酒、
ここではリキュールのことを指します。
蒸留酒に果実やハーブなどの副材料を加え香味を移し、砂糖やシロップ、着色料などを添加したものですね。
蒸留酒は以前ご紹介させていただきました。
詳しくはタルトのペアリングの記事をご覧ください。
折角なのでキルシュヴァッサーについても少し踏み込んでご説明します。
種子ごと漬け込んださくらんぼを発酵させ、
6 週間前後寝かせた後に蒸留した無色透明のスピリッツ(蒸留酒)です。
キルシュヴァッサーもキルシュと表記されることがありますが、このような違いがあったようです。調べる前は総称と固有名詞の違いかな、と思っていました。
蛇足になってしまいましたがひとつ賢くなったので収穫があったということにしておきます。
では本題、
オリジナルカクテルをご紹介させていただきます。
チェリーリキュールのキルシュを使用した、吉見のオリジナルカクテル
シンプルに、
キルシュをクランベリージュースで割ってみました。
キルシュはショートケーキのシロップに混ぜてよく使っていました。
そこで、ショートケーキの定番、苺の繋がりでベリーと合うのでは?と思ったことがきっかけでした。
チェリーにもクランベリーにも華やかな香りがあり、お互いの程よい酸味が邪魔することなくマッチしています。
シンプル故に難しい味にならずに仕上がっていますので軽く飲み進められるカクテルとなりました。
ではこのカクテルと当店のスイーツを合わせるとすると?
スイーツバーASIOTOのスイーツとペアリングするなら??
チーズケーキが合いますね。
時期によって種類は変わりますが、数種のベリーを添えているので相性はばっちりです。もちろんアイスもベリーのものをお使いしています。
また、チーズケーキは近いうちに配合が変わり、絹のような滑らかな舌触りでよりしっとりと、食べ応えのあるものになります。
チーズケーキとしての存在感が強くなるので、
キルシュのパワフルな香りが霞むことなく合わせられますよ。
最後に
いかがでしたでしょうか?
チーズケーキに合わせやすいカクテルをご紹介させていただきました。
今のチーズケーキをご存知の方は是非食べ納めを、ご存知でない方は変わる前後での食べ比べをしてみてください。
過去の記事はこちら↓
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