皆様お疲れまです!
Sweets bar 足跡の店長サトルです!!
混ぜる!冷やす!空気を含ませる!
シェイク編第二弾です!
過去記事でシェイクについて詳しく説明しています!!
合わせて読みたい記事はこちら↓
スイーツバーASIOTOInstagramアカウントはこちら
ギムレットを作ってみよう!!
今回も「シェイク」という技法を使用したカクテルです。
シェイクは材料の比重に差があり、混ざりにくいものを短時間で効率的に冷やし混ぜたい時に使う技法です。
第二弾は「ギムレット」
僕がバーテンダーになるきっかけを作ったカクテルです。
ある日たまたま観たスペシャルドラマ「長いお別れ」で浅野◯信と綾◯剛がバーのカウンターで飲んでいたのが「ギムレット」
「長いお別れ」はハードボイルド小説で、「ギムレットには早すぎる」というセリフが有名なカクテルです。
小説に出てくるレシピは甘口のものですが、現代のジンブームもあってか、辛口でドライな飲み口が主流になってきています。
ギムレットとは??
カクテル自体の起源は19世紀後半です。
当時のイギリス海軍では、将校にはジン、船員にはラムの水割りが毎日配給されていました。海軍の軍医であったギムレット卿は、健康のためにジンにライムジュースを加えて飲むことを推奨しました。
これがギムレットの原型です。
現代でいうジンライムですね
ギムレットに使うジンを説明します!!
ジンについてはホワイトレディの記事でも書きましたが、味の多様化が進んでいることによって様々な味わいのカクテルが増えています。
ギムレットについてですが、僕はタンカレーのジンが味わいとしては大好きですが、歴史の面から見るとプリマスは試さずにはいられないジンの一つでしょう。
プリマスジンは18世紀ごろからイギリス帝国の海軍に御用達としてされていました。
当時の軍艦には、「ジンを積まずに出航する軍艦はなかった」「ジンが英国海軍を支えた」とまで言われているほど、ジンは常備されていたそうです。
合わせて読みたい記事はこちら↓
ギムレットの作り方~実践編~
それでは作り方の説明です!!
ギムレットのレシピ
ジン45ml
ライムジュース15ml
シュガー5ml
僕はコーディアル(出来合いのもの)ではなく、フレッシュのライムを使ってドライな飲み口に仕上げます。
また、ここでのシュガーはカリブシロップを使い、ライムの角を丸めるようなイメージで入れています。
ライムには個体差があるので、絶対の5mlじゃないといけないわけではありません。
まずはショートグラスを冷やします。
シェイカーの準備
ボディーに材料を入れます。
柑橘の絞り方は、わたの部分をしぼらないようにするというのが重要だと思います。
白いワタの部分まで全力で絞ってしまうと、えぐみが出てしまうので要注意です。
氷を積みます。
ギムレットはハードシェイクで仕上げるカクテルです。衝撃が強く氷に与えられるので、角ばった氷の配置は多すぎないほうが良いかと思います(簡単に砕けて溶けやすく、カクテルが水っぽくなったため)ボディの9割ほどのラインで積んでいます。
それではシェイクです。
秒数としてはホワイトレディと同じ12秒ほどです。気持ち奥に振った時のインパクトを強めにして振る回数を増やしています。どのカクテルでもそうですが、シェイク中に断続的に氷が壁に当たる音がしているか。指先に集中し、しっかりと効率的に冷やせているかを確認して、氷が不本意な砕け方をしていないか?これらに注意して作成します。
冷やしていたグラスに注げば、完成!
液体表面にしっかりときめ細かいフレークが浮いていれば、僕の理想形です。
合わせて読みたい記事はこちら↓
最後に
いかがでしたでしょうか?
シェイク編第二弾ということで、
今回はギムレットを作りました。
ドライ!の頂点にあるカクテルの一つではないかと僕は考えています。
シンプルなレシピであるだけにベースのジンの味とライムの調和が求められる難しいレシピだと思います。
シンプルなほど奥が深いものです。
ジンを変えて個性を出しても面白いですし、分量のバランスを少しかえるだけでも印象が変わって面白いと思います!
ぜひ色々なギムレットをお楽しみください。
ちなみに、ギムレットを小説で出てきたレシピで作ると、比較的甘い感じに仕上がります。
これはこれで美味しいですよ!
ぜひお試しください。
過去の記事はこちら↓
コメント