バーテンダーが教えるカクテルの作り方〜ホワイトレディ編〜

カクテル カクテル講座とお酒について

 

バーテンダー

 

皆様こんばんは!

お昼の方はこんにちは!

Sweets bar 足跡の店長サトルです

 

混ぜる!冷やす!空気を含ませる!

大事なシェイク編に入ってまいりました。

 

前回記事でシェイクについてを書いています!!

前回の記事はこちら↓

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ホワイトレディを作ってみよう!!

 

前回の記事でも紹介しましたが、

今回のカクテルに使う技法は「シェイク」です。

 

シェイクは材料の比重の差があり、混ぜにくものを短時間で効率的に冷やし混ぜたい時に使う技法です。

 

第一弾は王道中の王道である「ホワイトレディ」

 

個人的にとても思いやりの強いカクテルです。

 

なぜなら、シェイクの練習をしていて、

初めてお客様に出しても良いよと言われたカクテルだから!

 

単純な理由かもしれませんが、

自分の中では大切な理由です。

 

バーテンダーは色々なカクテルに思い入れがあります。

 

カクテルに込められた思いや、

ストーリーと一緒に味を楽しめる。

バーの魅力の一つではないでしょうか

 

 

ホワイトレディとは??

 

ホワイトレディ

 

ホワイトレディは非常にクラシックなカクテルです。

 

1919年にロンドンにある「シローズ・クラブ」のバーテンダー、ハリー・マッケンホルン氏が考案したカクテルです。

 

元々はペパーミントリキュールをベースとして作られていましたが、考案者のハリー氏がパリに移った後、ベースがドライジンに変更されました。

 

僕もペパーミントリキュールで作ってみたりしましたが、やっぱりドライジンベースで作る方が、親しみがあるせいか美味しく感じました。

 

兄弟カクテルの多さから、いかに「スピリッツ、柑橘、コアントロー」という組み合わせが素晴らしいものかがよくわかります。

 

兄弟カクテルは、ベースをブランデーにすると「サイドカー」、ウォッカなら「バラライカ」、ラムにすると「XYZ」になります。

 

それぞれの紹介や作り方は、

また別記事でやろうと思います。

 

 

ホワイトレディに使うジンを説明します!!

 

ジン

 

近年、爆発的なジンブームによりジンの種類はぐんぐん増加中です。

 

ジンの味が多様化の一途を辿るとともに、ホワイトレディをはじめとしたジンベースのカクテルもその味わいは変化をしていっています。

 

個人的にはホワイトレディはクラシックなカクテルなので、クラシックなジンで作るのが好きです。

 

クラフトジンについては、説明が

ながーくなりそうなので、

また別の機会に、、、

 

さて、ここで僕がホワイトレディに使うジン3種類をご紹介します。

 

ビフィーター

 

ジン

 

ビフィーターはスーパーにも並んでいるようなメジャーなブランドでアルコール度数40度のものと47度のものがありますが、僕が使うのはいつも40度の方です。

 

ビフィーターにはオレンジピールが入っているので、コアントローとの相性が抜群です。

 

タンカレー

 

タンカレー

 

 

タンカレーの詳しいレシピは世界で6人しか知らないらしく、詳細は不明です。ぼくがこのジンを好きな理由は、47.3度という高アルコール度数と、突き抜けるようなボタニカルの香りによってカクテルがグッと引き締まるような印象を受けるからです。

 

ゴードン

 

ゴードン

 

こちらはジントニックを生み出した商品として名高いですね。

カクテルベースとしては、コシのあるジンとしてイメージを持っています。

僕が使うのは37.5度の方度数が低い分、バランスを取るのは難しいですが、度数が低いからこそ、初めての方も香りを楽しみながら飲める一杯に仕上がると考えています。

 

 

 

 

ホワイトレディの作り方~実践編~

 

それでは作り方の紹介です!

ホワイトレディのレシピは、

 

ドライジン30ml

コアントロー15ml

レモンジュース15ml

 

レモンには個体差があり、酸味と甘みのバランスによってはレシピが微妙に変わりますので、あくまで参考までのレシピとお考えいただければと思います。

 

まずはショートグラスを冷やします

 

シェイカーの準備

シェイカーの各部名称等は、前回記事に書いてありますので、そちらも参考になさっていただければと思います。

前回の記事はこちら↓

 

ボディーにジンとコアントロー、レモンを入れます。

 

僕はあらかじめ柑橘を絞っておくというのはあまりおすすめしません。

しぼりたての方が、爽やかな香りが立ち、カクテルをより一層高い水準に持っていってくれると思います。

 

氷を積みます。

当店では氷をしこむ時の端材を面取り、その時々のカクテルに合わせて割って使用しています。ホワイトレディはドライに仕上げたいので、少し小さめの氷を隙間なく詰めていきます。詰めすぎるとシェイクの際に中身がうまく振れず、結果混ざっていないということになりますので、ほどほどにボディの9割ほどのラインまで積むイメージで僕はしています。

 

グラス

 

それではシェイクです。

僕は秒数にして12秒ほどシェイクします。

意識する点としては、シェイクをしている時に断続的に氷が壁に当たる音をしているか、指先に集中し、しっかりと効率的に冷やせているかを確認して、氷がくだけてしまっていないかです。

 

冷やしていたグラスに注げば完成です!!

 

カクテル

 

液体表面にしっかりときめ細かいフレークが浮いていれば、僕の理想形です。

 

カクテル

 

 

 

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

 

シェイク編第一弾ということで、

今回はホワイトレディを作りました。

 

ドライでシャープ!レモンの香りが爽やかなこのカクテルは、スイーツで甘くなった口を爽やかに流してくれること間違いなし!

 

ジンを変えて個性を出しても面白いですし、分量のバランスを少しかえるだけでも印象が変わって面白いと思います!

 

ぜひ、

色々なホワイトレディをお楽しみください!

 

余談ですが、海外では卵白を入れるスタイルもメジャーだそうです。

 

まろやかになって美味しいので、

こちらもぜひ試してみてください。

 

過去の記事はこちら↓

 

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