バーテンダーが教えるカクテルの作り方〜ジンフィズ編〜
皆さまお疲れ様です!
Sweets bar 足跡の店長サトルです!!
混ぜる!冷やす!空気を含ませる!
シェイク編第5弾です。
過去記事でシェイクについて詳しく説明しています。
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ジンフィズを作ってみよう!
今回も引き続き、「シェイク」という技法を使用したカクテルです。
材料の比重に差があり、混ざりにくいものを短時間で効率的に冷やし混ぜたい時に使う技法です。
第5弾は「ジンフィズ」
バーテンダーの腕を試すカクテルとして有名ですね!
なぜならジンフィズには、ステア、ビルド、シェイクといったバーテンダーのすべての要素が詰まっているからです。
たくさん練習して、自分の中のジンフィズはこれが一番!とスタイルを決めていても、お客様にご注文をいただくと少しドキッとしてしまいます笑
もっともっと精進していきます!
ジンフィズとは??
ジンフィズは1888年、ニューオリンズの「インペリアル・キャビネット・サロン」のオーナーであるヘンリー・ラモス氏が初めて作ったとされています。
当時のレシピはレモンスカッシュにジンを加えたものだったそうです。
「フィズ」という名前の由来は、日本の「シュワシュワ」というような擬音語の英語バージョンだそうです。
カクテルでのフィズという言葉の意味は、スピリッツやリキュールに甘味、酸味を加えてシェイクし、ソーダ水で割るスタイルのことを指します。
また、ジンフィズに似たカクテルとしては「トム・コリンズ」というカクテルがあります。
書き出すと止まらないので、また今度別で記事を作ろうと思います。
ジンフィズに使うジンを説明します!
僕がジンフィズに使うジンはタンカレー!
なんといってもタンカレーが大好きなんです!!
理論的な理由としては、タンカレーの47.3度というアルコール度数がちょうどいいんです!
シェイクしてまろやかになった液体をさらにソーダで割るので、ある程度芯を通しやすいタンカレーが僕にはちょうど良いと僕は思います。
純粋に味が好きということもありますが、タンカレーのようなスッキリとした味わいは、一杯目にスッキリと飲んでいただくのにオススメです。
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ジンフィズの作り方〜実践編〜
ジンフィズレシピ
ジン40ml
レモンジュース10ml
シュガーシロップ5~10ml
レモンには個体差があるためというのと、甘口を好まれるお客様もいるため、シュガーシロップの量には幅をつけています。
厳密にいうと、それによって味わいのバランスも変わるので、ジンの調整も忘れずに行ってください。
では作り方です。
まずはグラスを冷やす工程から
シェイカーに材料を加えて混ぜたら、理想のバランスかどうか、ソーダを入れた後までを想像して味見します。
シェイクの空気の入れ方によっても味わいは変わるので、ここでの味見は重要です。
氷を積みます。
だいたい9割ぐらいでしょうか。
しっかり目に氷を積みます
それではシェイクです。
秒数にして11秒ほど、
他のカクテルに比べるとたったの1秒ほど短いですが、この1秒でだいぶ変わります。理由としては、ここで加水をしすぎるとソーダが入った時に薄く感じてしまうので、短い時間でまとめきることが大事だと思います。また、多少まとめきれなくても、ソーダを入れた後の軽いステアでも調整が可能だと僕は考えています。
シェイクしたら、あらかじめ冷やしておいたグラスに入れて、ソーダを氷の隙間を狙って静かに入れます。
ゆっくりとステアして、最後に全てをまとめあげます。
完成!!
最後に
いかがでしたでしょうか?
ジンが変わって味わいが変わると、
シェイクの時間は異なります。
色々なジンで試すと、楽しいですよ!
また、色々なバーテンダーの方のジンフィズを飲み比べるのも楽しいですよ!
色々なバーのこだわりや目指す味わいがわかるので、バーの魅力が再発見できます!
暑くなってきましたし、スッキリしたジンフィズはいかがでしょうか?
僕もバーの一杯目にジンフィズが飲みたくなってきました。
フィズスタイルやクーラースタイルのカクテルはたくさんあるので、夏にぴったりですね!
またそんな記事も書きたいと思います。
それでは!
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